【コミュニティ③】子どもも楽しい!畑の活動
畑のコミュニティ始動
前の記事に書きましたが、2020年5月、呼びかけに応えてくれた心強い仲間と、ついてきてくれた新1年生の娘との3人で、スコップで原っぱの土を起こし、種をまいてみました。
畑の知識のないド素人の不安をよそにしっかり発芽し、成長を始めた野菜たち。
すごいなぁ
微生物のすむ土と水と光があれば、なんにもしなくても野菜ができてしまう。
食べてみてさらにびっくり!
形や大きさは不揃いでも、味は売り物に引けを取らないほどに美味しいです!
新鮮さに勝るものなし!
農薬や化学肥料や、出所のわからない市販の有機肥料は一切使っていないので、皮も茎もどこまでも安心して食べられます。
少しずつ参加メンバーも増え、手をいれるほどにどんどん畑は広がっていきました。
流行り病に対しての世間の不安は広がる一方でも、こうして畑に集まる面々の表情はとっても喜びに溢れ、みんな必ず「楽しかった」「来てよかった」とうれしい言葉を残していってくれました。
土に触れてみてわかるのは、畑作業で疲労するかと思いきや、かえって気持ちがリフレッシュしたり自分自身の生命力が活性化していくこと!
アーシング効果ってやつですね!
そよ風や小鳥のさえずりをバックに、手先で草取りしながら仲間と話をしていると、緊張などの心のブロックも外れ、素の自分になってなんでも話せたり、とにかく気持ちが良い!
とれたて野菜をみんなで食べる幸せ
畑の管理は楽しく続き、夏には大根やブロッコリー、枝豆、紫蘇など
秋には芋類やかぼちゃ、大豆が立派にでき、収穫した野菜をそのまま外で調理し、みんなで食べることもしました。
とれたて大根サラダ、紫蘇のしょうゆ漬けごはん、ズッキーニやじゃがいもで何品もできましたし、落ち葉の焼き芋パーティも最高でした!
↑ シャキシャキ感が半端ない!
↑紫蘇の香りがすばらしい~!!永遠にごはんを食べられそうな、紫蘇のニンニク醤油漬け
↓北海道でこんなに立派なさつまいもがとれるなんてことにもびっくりの初体験です。
↑落ち葉焚火を囲んで、大人はいつまでもおしゃべりを楽しみ、こどもたちはほくほくの焼き芋のあとに焼きマシュマロ。みんなの笑顔で寒さも吹き飛びました!
ついさっきまで土に生えていた野菜たちをその場で食べるという経験は、なんでもスーパーで買って完結のいまの時代には、とても鮮烈な感動を与えてくれます。
とれたてを食べるというのは…美味しいという一言では片づけられない
もうほんとに野菜の生命力をそのまま体に取り込むような、なんともエネルギー溢れる味なんですよねぇ!
その感動を、みんなで分かち合えるから、よけいに幸せに感じます。
普段食べないのに、この畑では食べられた!と苦手な野菜を克服した子もいました。
自分で収穫して、自分で調理した野菜。食べないわけにはいきません~!
夢の木のブランコ
終末は子連れ家族の参加も多く、お父さん同士力を合わせて、夢の『木のブランコ』や、廃材でトイレ小屋まで作ってしまいました。
↑ ハイジのブランコ~!と、大人もはしゃぐ夢のようなブランコに!
北海道の広大な大地に飛び込んでいくようなブランコです!
↑ 栗の木の下のタイヤブランコは、良い木陰も作ってくれるし、みんなで乗れるので、ずーっと子どもたちは遊んでいます。
自由を制限されがちだった時期に、こうして大人もこどもも、自然のなかでは大きな声を出し本気で遊ぶ姿があって、お日様の下ではみんなが笑顔になれるマジックにかかってしまうようでした(*^-^*)
子どもと農体験
こどもと畑の中にいると、こどもはとても自然に近い存在なんだって感じます。
虫などの生き物にも、先入観をもつことなくかかわっていけるし、ただ走り回っているように見えて、実はとてもよく植物の成り立ちなどを観察していて、畑の成長に誰よりも敏感。
私も知らないことだらけだし、自然の大きな循環の中ではオトナもコドモも同等です。
一緒に自然界の生命力に触れて、一緒に心育まれています。
枝豆が大豆になっちゃうんだってことや、大根は間引きしないとこんなことになっちゃうんだってこと、キュウリやかぼちゃの茎がこんなにチクチクすれってこと……
ひとつひとつに『えーー!!』と、こどもたち、驚きの大発見。
豆のさや外しと選別。
さやの中で優しく、でもしっかり包まれ守られている大豆たちに、次世代につなげようとする母の愛を感じます~
大人も子どもも、畑体験で生きる喜びをたくさん感じられます。
この日常をずっと続けていきたい!