冷蔵庫なし生活しています②

 

 

 

お試しは冬が吉!外に置いたクーラーボックスを冷蔵庫替わりに

寒い冬はお試し期間にうってつけです。

冷蔵庫を完全にやめる前に、移行期の間の不安解消のために冬の寒さを利用してみました。

 

冷蔵庫の中身を整理し、キャンプ用のクーラーボックスに入れなおし、玄関の外へ。

 

  

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冷蔵庫はコンセントを抜いて、ただの棚となりました。

 

北海道の寒さは暖房なしでは生き延びられないので、家の中は常に温かく、特に我が家のように新しい家は気密性が良いので置いておくことはできません。

 

古い家だと、家のどこかにものすごく寒い場所があったりします。

実家はそういう寒い部屋でみかんや缶ビールを冷やしておけました。

 

 

 

最初はおっかなびっくりでした。

 

余ってしまったおかずや、ケチャップ、ソースなどの開封した調味料は外へ。

この時は牛乳も飲んでいたので、こどもが飲みたいと行ったときはいちいち玄関へいきました。

 

外の気温が低いときは、牛乳が凍ってしまったことも何度かあったのですが、ミルクシャーベットのようになって、こどもたちはスプーンで食べたりしてかえって喜んでくれました(笑)

 

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↑ 逆さまにしても凍っていて出てこな~い!溶けてコップに溜まるのを気長に待つ娘(笑)

 

 

最初はそんなかんじでゲームやイベント感覚でとても楽しめました。

 

でもやっぱり、キッチンから玄関まで行ったり来たりするのがだんだん面倒に。

 

春先の気温が上がるころまでには、牛乳をやめ、冷蔵品も絞ってみることにしました。

 

 

 

 

『冷蔵庫なし』1年。腐らせない方法

 

案外、常温可能な食品

 

日本古来の調味料

塩、砂糖はもちろんのこと、醤油、味噌、みりん、酒、酢は常温OKですよね。

今まで味噌は冷蔵庫群の一員だったけど、醤油などと一緒に常温で置くことにしました。

ドレッシングは使いきれずに終わることが多かったので、この際買うのを完全にやめました。

塩胡椒、酢などとオイルさえあれば立派な簡単ドレッシングになります

 

酒と砂糖があるので、みりんもやめました

 

 

ケチャップ、マヨネーズ、ソース

生活クラブでとっているケチャップマヨネーズソースは、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の観点から瓶入りとなっています。(生活クラブのこういうところが好き)

冷蔵庫なしにしてからはあまり買わなくなったけれど、一度開けたら積極的に使い切るようにし、清潔を保つよう気を付けながら使えば、常温でもかびることはありませんでした。(かびたり変色したりすることなく使いきりました)

 

市販のものも、味の濃い調味料はわりといけると思います

※自己責任です

 

 

 

乾燥粉末。からしとわさびも、チューブはやめた

 

乾燥スパイスがあれば、味に変化も付けられるし、基本的な日本の調味料だけになったことで、すごくシンプルになり、必然的に料理もヘルシーになりました。

からしわさびなども、チューブタイプをやめて、水で練って使う乾燥粉末にしました。

チューブのゴミが出ないのは爽快!

 

 

卵、納豆
  • 卵 一度冷凍したものでなければ常温でもしばらく腐りません。

  • 納豆 1週間以上常温でも、パッケージの中で香りは強くなるけれど、雑菌がつかないかぎりしばらく腐敗しません(納豆を手作りした時は、2日くらいで嫌な臭いになってしまいました。管理方法は要改善)

  

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↑ 納豆、卵、火入れした甘酒、昆布の佃煮、なめたけ。

シンプル調味料は素材の味を引き立てる♪

 

真空パックの生揚げ、充填豆腐、水に浸かったこんにゃく

空気に触れていないもの。

水や液体に浸かった状態や、真空パックになっているものは腐りにくい。

そういった条件の生揚げや豆腐なら2~3日は余裕です(※自己責任でお願いします)

いつも買う糸こんにゃくは、袋みちみちの水に浸かっているので、1週間以上でも全く見た目やにおいに変化もなく、問題なしでした。

 

ぬか床、自家製甘酒※条件つき
  • 糠床 糠漬けの、糠床はそもそも冷蔵庫のない時代からあるものなので、常温OKなのですが、売られていいるものってほとんどが冷蔵保存をすすめています。常温では発酵が進みやすいので、腸内環境に良いとされる乳酸菌がたくさん増えてくれます。増えすぎて酸っぱくなりすぎるので、かき混ぜる回数は多くしたほうが良いです。
  • 自家製甘酒 麴から作る甘酒も、上記同様気温が高いとあっという間に乳酸菌が増えて酸っぱくなってしまいます。雑菌が入って腐敗したのでなければ、乳酸菌だから害はないですが、優しい甘さを維持するためには、できあがった甘酒を火にかけて(火入れ)沸騰直前くらいまで熱を加えると、発酵が止ります。そうすれば常温でもまる1日は美味しく飲めました

※その時の条件によるのであくまで参考程度で

        元気な腸のイラスト

 

生肉、魚の切り身

こちらも真空パックになっていれば、まる一日(それ以上はチャレンジしてません)大丈夫でした(;´∀`)

使い切れなかったお肉には塩をまんべんなく刷り込んでラップで包んで半日で使い切りました。または、すぐに煮込んでスープにしたりしてしまいます。火を通して液体に浸かっていれば、安心。

 

魚は、冷蔵庫なしにしてからは切り身ばかり買っていました。内臓は腐りやすいから…

 

でも、昔の人は干物にしたり色々工夫していましたね。

 

 

野菜の長期保存は、昔ながらの干す、塩漬けする

 

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たくさんとれた、たくさんいただいた野菜はとにかく干したり、煮詰めたり、塩漬けしたり醤油漬けにして瓶詰。

 

干し野菜は、料理の時短にもなるし良い出汁が出ます!豊かです~!

冷蔵庫がなくても保存しておけるという経験は、なんだか自信にもつながります。

 

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毎日スーパーに行けば良い?あえて行かない選択

スーパーが近いなら、その都度少量の冷蔵品を買えばよいのでは?

 

うちはスーパーには近いけどなるべくいかず、基本的には週1の生活クラブの宅配と、収穫した自家製の野菜と、信頼できる八百屋さんから週1回購入するだけにしていました。


なるべく応援したい生産者のところでお金を落とす。


それをうちのモットーにしていたくて😁

 

 

肉、魚は週一回。牛乳はたまに。でもしっかり栄養をとる!

 

畜産業が多大な環境破壊につながっているという事実を知り、これを良い機会と思い、我が家もお肉を食べる回数を減らしてみようと思いました。

 

    汚い地球のイラスト(環境問題)

 

月曜の生活クラブでお肉が届くので、週始めはがっつり肉食(笑)メリハリ。

 

それ以外は、一日ひとり1~2個程度のテンペ納豆豆腐などの大豆製品、味噌などでしっかりタンパク質をとるようにし、ブロッコリー枝豆など、タンパク質の多い野菜も積極的に食べるようにしています。

 

玄米雑穀の良さも見直し、白米ではなく必ずそれらを混ぜて食べるようにしています。

牛乳乳糖不耐症気味な私と息子、お腹の弱いパパ…なので、味は好きだけど実家からもらったときだけ飲む、嗜好品として捉えています。

 

 

 

腐りにくい!?無化学肥料野菜と、生活クラブのススメ!

 

体感として、野菜って無化学肥料のものは腐りにくいかんじがします。

 

というか、それほんとだと思う。

 

肥料過多な野菜はドロドロ溶けるように腐っていきます。

でも、自然栽培の野菜は時間が経つと枯れるように小さくなっていくだけ。

多少枯れた感じでも、ドロドロしているよりは断然気持ちよく料理にも使えます。

 

 

この記事で生活クラブをおすすめしたい理由は、生鮮品がとても新鮮なのです。

 

冷蔵品の肉はとても新鮮な状態で真空パックされて来るので、朝届いて夜調理するまで、毎度常温に置いても腐ることはなかったです。

 

魚も、水揚げされた漁港ですぐに瞬間冷凍されたものが届きます。

保冷剤もない我が家は、保冷箱に入っていても届いた瞬間から自然解凍が始まりますが(笑)、いつも鮮度が良い状態で美味しくいただけました

 

 

だからといって、生活クラブに加入していれば冷蔵庫は必要ないといっているのではありません(笑)

 

ただ、新鮮で質が良いということを言いたいだけです。(^^♪

 

 

seikatsuclub.coop

 

 

 

冷蔵庫を完全に手放す前にやったこと

  • なくしてみたときのことをできるだけ細かくシミュレーション

  • 自分のライフスタイルで無理なくできるか自分に問う
  • 家族に、冷蔵庫をやめても良いか確認する
  • 最初はリスクの少ない涼しい季節に実験してみる
  • 最終的に、手放すことにワクワクできた時こそ辞め時
  • 安易に捨てずにリサイクルショップやジモティに出す手配を