冷蔵庫なし生活しています①

現在、冷蔵庫なし生活9か月。

 

昨年12月

冷蔵庫を手放すことを考え始め、最初は冷蔵庫の中身を最小限に減らし、キャンプ用のクーラーボックスに移し替えて冷蔵庫をカラにしました。

 

北海道の冬(私の住む地域)はだいたい冷蔵庫の温度~冷凍庫の温度をたまに下回る気温なので、クーラーボックスは自宅玄関前に置き、そこから食材を出し入れしていました。

 

f:id:kaichantan:20210831230439j:plain      f:id:kaichantan:20210831231220j:plain

 

その過程を経て、春になっても冷蔵庫の必要性を感じることがなかったので、完全に手放しました。

 

食べ物は基本常温で置いていましたが、猛暑の夏もなんとか過ぎ去り、なんとなく冷蔵庫なし生活の容量を掴み始めています。

 

f:id:kaichantan:20210831225406j:plain

 

 

 

未知の冷蔵庫なし生活

 

何年か前、たまたま新聞のある記事で、冷蔵庫を持たずに生活している一般の主婦のかたを見かけました。

 

そのときはただ衝撃でした。

 

そんなこと可能なんだ!?

 

ただびっくり、というだけで自分事になるとは夢にも思っていない普通の暮らしだったのが、なぜか現在の我が家には冷蔵庫がありません(笑)

 

それが、当たり前になりつつあります。

 

 

一歩コチラの世界に踏み込んでしまえば、なんにもスゴイことでもなければ、ムズカシイことでもなく、『当たり前』になってしまうんです。

 

 

 

冷蔵庫なしのエコ生活術といえば!!のおすすめ本です

電気代500円。贅沢な毎日 [ アズマカナコ ]

価格:1,540円
(2021/8/31 21:12時点)
感想(2件)

できた!電気代600円生活 / はらみづほ 【本】

価格:1,430円
(2021/8/31 21:13時点)
感想(0件)

 

 

冷蔵庫は、頼れる〝なんでも引き受け屋さん〟

 

産まれたころから、冷蔵庫は生活の一部でした。

いるのが当たり前すぎて、いいだけ甘えさせてもらってるのに、つい感謝を忘れてしまう、こどもにとってのお母さん的存在。。。

 

 開いている冷蔵庫のイラスト  ポットに入った麦茶のイラスト

 

夏でも冬でも程よく、美味しく冷えた麦茶が飲めて

 

卵も豆腐も、野菜も、ドレッシングやソース、マヨネーズなどの調味料も、なんでも

 

『食べ物』といえばすぐに冷蔵庫にインしておけば、すぐに腐ったり虫がついたりすることがない

 

とにかく、インしておけば安心。

 

納豆についていたからし、買ってきたお惣菜についてきた醤油、使わなかったけど、いつか使うかも!ととりあえずイン!

 

 

  f:id:kaichantan:20210831235311j:plain

 

おかずだって、子どもが残したときも、お腹いっぱいで余っちゃったときも、後で食べることがないかもしれないのに、ついついイン!

 

 『要冷蔵』と表示していれば即イン!

 

 

たまに、かつおぶしとか開封してしばらく常温に置いておいて、ふと裏の表示を見ると

 

開封後は冷蔵庫で保管し早めに食べてください』って書いてあることに気が付き、

 

え!!そうなの!!そんなのもっと大きく書いてよ!( ゚Д゚)

 

といわんばかりに慌てて冷蔵庫に入れていた、過去の私。

 

 

今思えば、かつおぶし そんなに冷やしておかんでもそうそう腐らん!!(;´∀`)

 ※酸化はしちゃうらしい

 

 

冷凍庫くんも、凍らせられれば時は止まり、レンチンでまたいつでも食べられるんだからすごいです。ほんとう便利。

 

 

冷凍加工食品は、いまの忙しい時代にはなくてはならない救世主。

朝寝坊してもお弁当にぱぱっと詰めたら完成する。神!!

 

 

冷蔵庫くんと冷凍庫くんがいれば、なんにも考えずに安心して食べ物を貯蔵しておける♪

 

 私にとって、そんな存在でした。

 

 

 

 

ほんとに必要かな。思考を止めずに考えたい

 

そんな私は、完全に思考停止だったと思います。

 

今は大分わかるのですが、食べ物ってけっこう常温OKのものがいっぱい。

そして腐るかどうかは、商品の表示ではなく自分の感覚と頭で判断すればいい。

 

 

 

化石貯蔵庫になりがち

 

今思うと反省ばかり。

 

もともとモノの管理が苦手な私は、何も考えずにそうして冷蔵庫にイロイロしまい込んで、たまに中を整理するたびに、賞味期限切れのものが出てきてしまうような使い方でした。

 

使いきれなかったドレッシングや瓶もの、まとめ買いして結局必要としないうちに賞味期限を迎えてしまった未開封のものまで…。

 

          食品廃棄物のイラスト

 

 

 また、冷凍庫にも化石あり。

 

 

電子レンジを数年前に手放していましたから、解凍はちょい手間が必要です。

要領よく計画的にやればぜんぜん問題ないですが、私はだんだん解凍するのも面倒で、

好みじゃなくてちょっと困ったいただきものや、余ったごはんなど、いくつもの食品が永久凍土のマンモス状態でお眠りになっていました。

 

 

       氷漬けのマンモスのイラスト

 

冷蔵庫を一度お休みさせてみようと思い立ったとき、冷蔵庫も冷凍庫も全部スッカラカンの空っぽにしてみました。

 

出してみたものをひとつひとつ確認。

 

笑っちゃうほどに、なんでも『とりあえず冷やしておこう!状態』だということに気が付きました。

 

前述したものに加え、もうぜったい使わないこどもの風邪薬とか、開封のアルミ缶の炭酸水(常温可)だとか。

 

 

 そして我が家の年間のフードロスの量を考えたらため息が出ました。

 

 

なんてエネルギーを無駄にしてきたんだろう

 

加工食品ひとつにも、栽培🥬🥕 飼育🐷🐔 加工、輸送、そして、消費者がスーパーで購入するその時までずっと冷やしつづけるエネルギーは想像を絶するものだと思うけど、さらに家に持ち帰ってからも冷蔵・冷凍状態を維持するために、わざわざ各家庭に冷蔵庫があるんだ。。。

 

 

……と、一気に頭の中を想像が駆け巡りました。

 

 冷凍車のイラスト

 うちの人たちが食べるだけのものに、そんな莫大な資源とエネルギー使わなくてもいいんじゃない。

 

『足るを知る』

 

まさにそれが今の自分たちに必要なことだと感じました。

 

 

 

 お弁当の彩がさみしいときに、と『彩おかず』の詰め合わせみたいな冷凍食品を買っていた時期がありましたが、

ほんのちょっと早起きして庭に生えた適当な野菜をとってきて炒めるだけ茹でるだけ、むしろ添えるだけでいいっしょ( ˘ω˘ )

 

 

夜のごはん余したら冷凍しなくても、ごはんの入ったお鍋にそのまま水はって、朝ぐつぐつして雑炊にしちゃえばいいっしょ(*‘∀‘)

 

 

 畜産が環境破壊の最も大きな原因のひとつになってるらしい。

お肉もそんなに食べなくたって生きてけるっしょ、この飽食の時代に。(^^♪ 

 

 

 ちょっと考え方を転換したら、いくらでもやめる方法はありそうでした。

 

 

『冷蔵庫いらないな』の気持ちが膨らみだしました。

 

 

 

次の記事『冷蔵庫なし生活しています②』で、我が家で実験してわかってきた常温に置いておける食品や、お肉やお魚との向き合い方を紹介したいと思います!♪