ユカイな仲間との村の開墾~1からカレーライスづくりプロジェクト開始~
畑を作ろう!テーマは…1からカレーライスづくり
『自給自足』を遊びながら学び、実験、実践してみることを目的にした『遊暮働学むら』。
仲間が集う場所ができた。
さっそく畑を作ろう!
さて、何植える?
「1からカレーライスづくりなんてどう?」
メンバーからの一声。
カレーライスに必要な材料、できるところまで自分たちで作ってみる。
にんじん、じゃがいも、たまねぎ、スパイス、米……
塩も… 近隣の海から海水とってきてみるか!?
肉はどうする!?
ニワトリ…どこかの廃鶏もらってきて捌く!?
動物愛護の観点も!?
畑の恵みだけにとどめておく!?
……やいのやいの。
グループLINEのトークの着信音が途絶えない盛り上がり。
(職業や住む場所がバラバラの村びとたち。リアルに週末に集うまではLINEグループで自由に語り合います)
そんな流れで、『遊暮働学むら』のユカイな村びとたちによる、開墾が始まりました。
プライスレスな畑
たまねぎの苗700本ほどは、農家さんである親戚経由で手に入り、
たまたま別件で行った仲良し農家さんからは、どっさり50個以上の大きなジャガイモの種芋をいただき、
後日建ったビニールハウスには、村びとが自宅で育ててきたトマトや茄子などの苗を、た~っくさん!植えることができました。
これだけの量がすべて難なく集まるこの畑。
ありがたい、の連続です。
プライスレスな学び。ユカイな仲間のスキルのシェア
『遊暮働学むら』、集ったメンバーにも恵まれています。
家庭菜園技師1級の知識と技能を持った村びとからは、野菜作りのあれこれを学びます。
種芋は切り口に灰を塗っておくと、消毒になること
病気になってしまった種芋を使うと、次の代にも遺伝してしまうこと
土質にあった植え方などなど、基礎的なことからほとんど知らない私にとって、ひとつひとつが新鮮な学びになります!
稲わらをねじねじひねって土に埋めると……なんとそこが『ゼロ地場』『イヤシロチ』になって…!?!?
理屈はわからないけれど、なんだか面白い!
自然のパワーは人智を超えますから。
いろいろな農法があることを知ります。。。
林野庁って、私はあまり聞いたことがなかったのですが、国の森林の保全や管理を担当するお仕事をされているメンバーもいます。
自然観察指導員の養成もされていて、世にたくさん自然遊びの楽しさや、魅力を発信し広めているのです。
むらでは、森や自然を根っから愛してやまないおもしろい『森の先生』。
畑仕事に飽きたこどもたちを率先して隣接する森へ探検に連れて行ってくれたり、足元の野草を題材にいつも学びを与えてくれます。
森の中には子どもだけじゃなくて、大人も一緒についていきたくなる。自然の中では大人もこどももなく、みんな同じ、自然に生かされたイキモノです。
『森の先生』は、歩く植物図鑑のような膨大な知識が頭に入っていて、植物に『?』が湧いたら、みんなすぐに『森の先生』を呼びます。
そうするとすぐに飛んできて教えてもらえちゃうので、グーグルより早いかもしれません。
植物の香りや感触をリアルに感じながら、青空の下で教えてもらう。リアルに勝るものなしです。
ナズナの仲間の、見分け方。
コーヒー好きの村びとは、畑作業の休憩時間に、なんとコーヒーを振舞ってくれました。
ガスコンロでお湯を沸かしながら、慣れた手つきでコンパクトなミルを回し、目の前で豆を計って丁寧に淹れてくれました。
畑が一気にカフェに~!
本格カフェの濃い~お味。
お菓子作りの得意な奥さんの、ココナッツケーキとともに。
まさかこんな豊かな時間を送ることができるなんて。
村には、まだまだ他にもカラフルで多才なメンバーがいます!
また別の記事に登場してもらう予定てす!
それぞれの得意なことが、みんなの心を豊かにしてくれる。学びにさせてもらえる。
人が集まるって、すてきです。
こどもたちの活躍
大人が黙々と背中を丸めて農作業していても、こどもはあまりノッてこないイメージなんですが(うちの場合)、
こうしてみんなでわいわい楽しくやっていると、こどもたちも楽しく活躍してくれます。
約100個以上植えたジャガイモの畝間に、通路兼マルチとして稲わらを敷くことに。
この量を、こどもたち4人で全部運んできてくれました。
憧れの、ハイジの稲わらベッドも体験!
楽しすぎる『楽農タイム』!!