パーマカルチャー研究所 お話会の開催
自宅でお話会を開きました
2021年3月。
パーマカルチャー研究所 三栗祐己さんとそのご家族に、講師としてお話会をお願いしました。
会場は我が家でアットホームに。
『自給自足家族とお話会』開催します!…パーマカルチャーとは?自給自足家族のリアル……一緒に話を聞いておしゃべりしましょう♪
そのような内容で、Facebookでおともだちに呼びかけてみるという、なんともこぢんまりな集め方でしたが、あっという間に満員御礼!
集まったメンバーの共通項は、やっぱり『自然が好き』『自然とともに生きたい』
『良い未来を作りたい』『自給自足に興味がある』…
類は友を呼ぶのでしょうネ。(?)
不思議と、集まった瞬間からお互いにそれが感じられるような、なんだかみなさんの優しい雰囲気が部屋に充満していました~!
遊暮働学のライフスタイルでみんな幸せに
開始前に、三栗さんご一家がNHK『サンドのお風呂いただきます』に出演された回をみんなで見ました。
とても良いディレクターさんで、ネット上でたまたま三栗さんのブログを見つけて感動し、オファーを申し込んできてくれたという、ほっこりネタも聞けちゃいました。
本当に、そんな作り手さんの心を感じられる良い編集で、ホッと心温まる三栗家の暮らしの経緯がまとめられています。
公共のライフラインのない、タイの森で外国人のひとたちと一緒に数か月暮らした話から、現在の札幌の山暮らしまでの濃厚な体験談。
そして、遊びと暮らしと仕事と学びが一体化した、「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」の自給自足的ライフスタイルにより、人間関係、時間、お金の縛りから解放されるという、希望に満ちた生き方を提唱してくださいました。
時代の変化とともに、生きづらいひとたちが増えている。
お金、時間、人間関係のつらい忙しい社会にかじりついて、ボロボロになるまで頑張ってきたけれど、実はそれは『選択』することができる。
続けることもできるけど、やめることだってできる。
自分の『好き』な生き方をしても良いんだ。
そして、そういった生き方をしていくために、実はたくさん方法があるということを聞いて、勇気やワクワクがもられるお話会でした!
三栗さんの、つらい経験を超えてきたからこその、希望への確信に満ちた顏!
見ていて、ほっとしますよね。
自分の心に従ってほんとうの自分を生きる、それこそ悔いのない人生になりそうです。
おすすめ! ↓
コミュニティの子育てが育むもの
お話の中で出てきた、タイのジャングルのコミュニティで見たという、大人たちの子へ対するかかわりかたが、とても印象的でした。
現地のひとたちは、どの子にも分け隔てなく、存在そのものを愛している、といつも温かい目を向けているそう。
条件付きでほめるのではなく、そのまんまを受け入れる子育ての姿勢があるから、こどもたちには自己肯定感が自然と育まれていく。
そんな子育て観が根付いている三栗さんご夫婦の、こどもの考えや気持ちをとても尊重し信じ切る方針にハッとすることも多く、子どもを仲間の一員として、しっかり一人前とみなしてみんなで育てるコミュニティの在り方や、教育の重要性を感じました。
今回はこどもの参加も多かったのですが、お話会であるにもかかわらず、誰も子どもたちを強く制したり排除しようとすることなく、一日過ごせた空間が、子どもにとっても良い経験だったな、とあとから感じました。
こうして大人も子どもも一緒に集まり、考え学びあう機会がこれからもできたら良いなぁ
ランチタイム♪
お昼は持参してもらったお弁当を抱えて家の好きなところに座って食べるスタイル。
狭いですからね。。。(笑)
輪になって、おしゃべりしながら。
子どもたちは、それこそ好きなところで♪
階段の真ん中で食べている子もいました(笑)
スペシャルサプライズ!わくわくパネルシアター
胸もお腹も満たされて、午後の部開始の合図に、奥様Saeさんと、息子くんと娘ちゃんが、たくさん練習を重ねてきてくれたスペシャルサプライズもあったのです!!
保育士だったSaeさんは、パネルシアターがとても上手!!
親子で趣味のウクレレと、娘ちゃんの打楽器で、歌も楽しめちゃう素敵な演出です!
↑恥ずかしがりやさんの娘ちゃんがパネルのうしろから音を出してくれています( *´艸`)
クオリティの高さに、参加者みんな、釘付けです~!
山暮らしの子育てと、優しいハンドメイド
Saeさんからのお話は、お母さん目線の、山暮らしの日常について。
学校に行かない選択をしたお子さんたち。山のなかの暮らし自体が『生きる勉強』!
ほんとうは学校の授業よりもずっと大切。。。と思う。
話を聞いていたら、きっとどこへ行ってもこの子たちは生きていけるだろうなぁと、幼くして身に着けてきた生活のスキルに感心してしまいます。
季節のめぐり、自然の循環を毎日目の当たりにしながら肌で感じる、イキモノの生と死。
自然とともに在る暮らし。
ニンゲンも、山奥での自立的暮らしは、からだが資本。
ご自身の体調不良の経験から、女の子の心とからだを案じてつくった、女の子専用『ふんどしおぱんつ』の誕生秘話。
自身も女として生まれ、女の子育児中のわたしも考えさせられます。
ハンドメイド作家でもあるSaeさん。
https://www.instagram.com/saekkobiyori/?hl=ja
作品展示販売では、女子たち中心にみんな群がってお買い物( *´艸`)
かわいらしい心のこもった作品がいっぱいでした~!!
ふんどしおパンツは、私もすっかり愛用者ですがほんとうに楽で心地よいです~!
手作りならではの丁寧な作りで、とても丈夫です。
人にも地球にも優しい、made in Sae ✨
娘もお小遣いを出してきて、髪飾りを買っていました。良い買い物したね~😆
ハンドメイド作家Saeさんの作品 ↓
https://www.instagram.com/saekkobiyori/?hl=ja
ナウシカもびっくり。イタドリの笛づくり
森林の管理、自然観察のプロも参加してくださっていたことから、この時期枯れて木の枝のようになっているイタドリを使った、笛のつくり方を教えていただきました。
もりだくさんの欲張りなお話会( ˘ω˘ )♥
空洞になった枝にタコ糸をくくりつけ、空中で回すと、ナウシカもびっくり!虫笛ができてしまいました。
こどもたちも熱中して作っては鳴らし、改良しては鳴らし…良い体験でした。
大人も真剣に参加。
イタドリは、北海道の昔からある植物。アイヌの子たちもこのイタドリで何通りもの遊びを考え、楽しんでいた記録があるそうですよ!
ここで教えて下さった先生が、のちに『遊暮働学むら』でも毎週のように、植物とのふれあい授業をしてくれることになるなんて、このとき思いもしませんでした(●^o^●)
この日、集まるべくした集まった人たち
三栗さんご家族の『自給自足』という、自然とともに在る生き方に惹かれて今回集まったメンバー。
自己紹介のときに、口々にコミュニティの必要性を語られました。
畑仕事をして暮らせる場所がほしかった
村がほしいと思っていった
みんなで子育てできる居場所をつくりたい
……などなど!
『コミュニティいいね』『村つくりたいね』と、心に秘めていた人たちがここに集まったということがわかりました。
もう流れは来ていたんですね。
ここから導かれるように、いろいろなめぐりあわせが続いていきます✨
三栗さんが言っていた『村はもうできているよ』という言葉がまさに、その通りで
我が家という小さな単位の村が、少しずつ広がり始めた第一歩の日となりました\(^o^)/